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prologue 4 チェコと日本の音楽宝箱 林光とヤナーチェク

2014/11/09
榊原祐子ピアノコンサート
プロローグ連載
林光とレオシュ・ヤナーチェクの巻

4回目のプロローグ連載でございます
読んで下さってありがとうございます!

日本の作曲家林光さんとチェコの作曲家レオシュ・ヤナーチェク
生きた時代も国籍も違う二人
このお二人の作品をどーーーしても!
同じコンサートのプログラムとして並べて演奏したかった

いってみればこのコンサートのこだわりの核心部分ともいえること
それは・・・
ぜひこちらをご覧いただきたいのです


これは1998年に開催したリサイタルの際、林光氏が書いて下さったコメントです


宝箱のアイテムの一つ 1998年リサイタルプログラム 
木版画はヴォイチェフ・ツィニブルク作 Vojtech Cinybulk


’’これらのピアノ曲は(島子ども歌2のこと)、はじめにバルトークによって火をつけられ、厳しい父親のように行く手を示され、けれどものちにはヤナーチェクによって母親のように優しくユーモラスに、こわばった姿勢をときほぐされて、成人した子、わたし流の民謡パラフレーズ、というように私は思っている’’(林光)

こんなふうに異文化が時代を超えて刺激を与えあい、新しい創作が生まれ、一つの形となって世に残っていく、そこにとてもロマンを感じちゃうのです

また、このコメントを初めて読んだとき、林光氏がヤナーチェクからうけた影響と、私自身がプラジャークSQやパネンカ先生からうけた影響とを重ねました

「優しくユーモラスに」これはチェコ人お得意の伝統芸!
実際ヤナーチェクには会っていないはずだから
ヤナーチェクの作品を通じてそのことに感づかれた林光さん・・
島子ども歌をひくとき、そのことに思いを馳せる私なのであります
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prologue 3 チェコと日本の音楽宝箱~なんでチェコと日本?の巻

2014/11/09
榊原祐子ピアノコンサート
プロローグ連載
なんでチェコと日本?の巻


なぜ日本の作品を弾くか?ですが
・・・日本人だからです
簡単すぎるこたえ(笑)でスミマセン


日本ピアノソロ5作品収録のCD「日本組曲」、チェコFMにて録音の逆輸入盤!榊原祐子は独身時代Sachiko Kayahara 萱原祐子という名前でした


1997年にプラハ留学の成果として人生初のリサイタルを準備しているとき、
師匠パネンカ先生が「プログラムに必ず自国である日本の作品をいれなさい」
とおっしゃったのを昨日のことのように鮮明に思い出します
17年も前の事なのに・・・

他にも時期を同じくして、チェコFMプロデューサーからこんな提案がありました
「はっきり言って日本人のさちこが演奏するモーツァルトやショパンにはラジオリスナーは興味がない。日本の作品をラジオで演奏して、シリーズでアーカイヴ録音してみないか?国籍が伝わるエキゾチックな、かつメロディのある作品を探しておいで」

ほんま、ある意味ハッキリ言い過ぎ(笑)ちょっと悔しいけど海外でのニーズってそういうもの


この提案に対して当時チョイスしたのが5曲
林光「島子ども歌2」 沖縄の童謡をピアノソロ曲に仕立てたもの 
レコーディングのときプロデューサーは目を輝かせて沖縄音階をメモしてました


故林光さんがCDに寄せて書いて下さったメッセージ

伊福部昭「日本組曲」   和太鼓のサウンドがおなかに響く ピアニストには酷なつくりだが、これはヨーロッパで演奏するとかなりウケる
イフクベは天才だ!とスロヴァキアの作曲家がえらく感動してました

萩京子「12の前奏曲」日本らしい要素は少々薄いが、ハーモニーやメロディーが美しく聴き手をイマジネーションの世界へ誘う

中島克磨 祭礼幻想 日本音楽の要素をふんだんに盛り込んだ骨太のつくり 

阿部孝史 アラベスク 国立音楽大学3年次ピアノ科の試験曲 マリア・カラスをイメージして書かれたメロディックで幻想的な作品

今回のコンサートでは林光「島子ども歌2」より5曲と 
萩京子「12の前奏曲」から4曲演奏いたします

名古屋では演奏される事がほとんどない珍しい作品
これらの日本の作品を噺家さんのように明快に、
落語のように鮮明に情景が浮かんでくるように、演奏したい
限りなくイリュージョンへの挑戦です

作曲家の萩京子さんもいま日程調整中ですがご来場頂けそうです。
会場でご紹介しますね。
自分と同じ時代を生きている作曲家と交流を持ち、その作品を演奏するってワクワクします
後世に残っていくかもしれない作品をリアルタイムで舞台でご紹介できるということは、
演奏家冥利に尽きます

萩京子さんがCDに寄せて書いて下さったメッセージ



ヨーロッパの演奏家は演奏会で自国の作品を演奏するのが当たり前
その点日本はどうかしら?
圧倒的な割合で西洋の作品を演奏している
ピアノがヨーロッパからもたらされた楽器で、演奏する作品も洋物だからある程度は仕方ない
とはいっても、日本の作品を一番理解表現できるのは日本人

ピアニストとしてバッハ、ベートーヴェン、ブラームスなどの作品を弾き続ける事は
一生の課題ではあるけれど
日本人として日本の作品の紹介をしていきたいと考えてます

中島克磨さんがCDに寄せて書いて下さってメッセージ

次にチェコの作品をなぜ弾くか?
7年の年月を過ごし音楽家としての私を育ててくれた国、第2の故郷だからです

チェコについてここで書くと記事が長くなってしまうので
ぜひホームページsakakibaramusic.com をご覧下さいませ
写真もたくさん掲載してます

二つの言語、二つの故郷をいったりきたりしながら
イリュージョンを織り紡ぐ演奏会!

ちょっと大きく出すぎ?(笑)日々修行です

prologue2 チェコと日本の音楽宝箱@宗次ホール

2014/11/09
榊原祐子ピアノコンサート
プロローグ連載
今回は演奏会場のこと


2014/06 Prazak弦楽四重奏団公演 @宗次ホール

「サカキバラさんってカヤハラさんですよね、プラジャークSQとレコーディングしているカヤハラさんでしょ?ヤナーチェクのCDを愛聴してます」
宗次ホールスタッフのN氏がこんなふうに声をかけてくれて、ホールとのご縁が始まったのが2007年7月
ホールがオープンしたばかりのランチタイムコンサートに初出演したときのことです

愛知に越して来て榊原姓になり、慣れぬ土地で自分の旧姓やヨーロッパでの演奏活動を知ってくれている人に出会えたのが衝撃的でした

名古屋には素晴らしいホールが何カ所もありますが
いままでに私が愛知で最も多く舞台に立ったのが、宗次ホールです

このホールは2007年3月、クラシック専門のコンサートホールとして開館
CoCo壱番屋の創業者宗次徳二氏が私財を投じて建てられました

音響が素晴らしく自分が求める音が実現できて
リハーサルの時とお客様が入った時と音響においてさほど大きな差を感じない
いつ演奏してもピアノの状態が整っていてコントロールしやすく
お客様の応援を感じて演奏できる
大好きなホールです


2014/09 第2回宗次ホール弦楽四重奏コンクール&マスタークラス


自主公演で年間400公演!という前人未到の数を誇る
凄い数の公演を企画運営しつつクオリティを追求する宗次ホールスタッフの皆さんにはいつも笑顔が絶えません

演奏家は舞台があってこそ成長できます
宗次ホールは、演奏家に進化する機会を与え、
会員や友の会などをつくってクラシックファンを増やしています

このコンサートを開催するホールを決めるとき
ホームグラウンドのように感じている宗次ホールで演奏したいと願い、
共催/マネジメント協力していただけることになりました


2014/09 第2回宗次ホール弦楽四重奏コンクール審査員会議に通訳として参加 右手前から宗次氏、原田先生、百武先生、左奥からレメシュ夫人、レメシュ氏、私

チェコから来日したアーティストとの共演やチェコ語通訳はとてもエキサイティング
先日の弦楽四重奏マスタークラス通訳のときも、ピアノ演奏のヒントやインスピレーションがザクザクでした

今年宗次ホールにチェコ人アーティストが多数出演、おかげさまで私もしつこいくらい(笑)登場してます
2月 メゾソプラノ大橋多美子 ディナータイムコンサート 折節のうた のピアノ伴奏
3月 チェコのヴァイオリニスト パヴェル・シュポルツル リサイタルのピアノ伴奏
6月 チェコの弦楽四重奏団 プラジャークカルテット 
   公開レッスン通訳とグリンカ作曲グランドゼクステット共演
8月 愛知県立芸術大学教授陣による 愛 絆 東日本大震災チャリティコンサート
9月 第2回宗次ホール弦楽四重奏マスタークラス&コンクール 
   審査員ヴァーツラフ・レメシュ氏のチェコ語通訳
11月 榊原祐子ピアノコンサート チェコと日本の音楽宝箱

ご覧の通り、11月9日のコンサートが今年最後の登板になります
ベストの形で締めくくりたいです
お気に入りのホールで演奏して、お客様に「聴きに来てよかった」とおしゃっていただけたらこの上ない喜びです
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プロフィール

榊原祐子

Author:榊原祐子
ピアニスト 名古屋音楽大学講師 
ピアノソロ、弦楽器奏者や声楽家とのコラボを中心に演奏活動
体の使い方、音楽と言語との結びつきに着目したピアノレッスン、マスタークラスのチェコ語通訳、ピアノコンクール審査員など多岐にわたる活動を展開中

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