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August Forster vol.3 アクションのメンテナンス

私の相棒August Forsterは、日本に引っ越してきてすでに9年が経過し、百歳を超えました
当初心配していた湿度の変化にも順応し、状態は良かったのですが、
2年前ほどからハンマー消耗、ハンマー消耗に起因していると思われる断線、フェルトや鹿革の部品磨耗、磨耗による雑音の発生、象牙の鍵盤剥離・・・など、色々な症状が出始めました

August Forster 内部
ピアノ内部に美しい絵が描かれています 当時の工場なのかな? 
「第1位」みたいなことも書いてあるけど、ドイツ語でよくわからないな~ どなたか教えてください


日本でこのピアノの面倒を見てくれているのは、調律師の荒木欣一さんです
このたびAugust Forster を修理し、古いピアノに新しいエネルギーを吹き込んでくれました
今回相棒は、ハンマーだけヨーロッパに里帰りさせてもらって若返りました
ドイツに送ってフェルトを巻いてもらうという今回の大手術を、荒木さんが「こだわり修理」としてブログに記載してくれました
写真入りで詳しく作業の様子をレポートしてくださっていますので、ぜひご覧ください

http://arakipiano.blog43.fc2.com/blog-entry-560.html#560

http://arakipiano.blog43.fc2.com/blog-entry-563.html#563

普段ピアノを弾いていても、アクション内部まではなかなか見れるものではありません
「へ~~こんなふうになっているんだ~」
と感心することばかり
荒木さんがブログにアップしてくださった写真は大変貴重な資料です
グランドピアノのアクションは精巧を極めています
ピアノの修理をしてくださる調律師さんは、こんなに細かい作業を積み重ねてくださっているのですね
頭が下がります

「August Forster の持ち味を最大限に残したいので、修理による取替部分を最小限にしよう」という発想でこの修理に取り組んでくださった荒木さん、
大切に思ってくださるお気持ちが何よりも嬉しかったです

ちなみに、国内ではハンマーフェルトの巻き替えはできないから、丸々ハンマー部全体の交換になってしまうそうです それではきっと音質もかなり変わってしまって、持ち味が失われてしまいそう・・・
世界広しといえどハンマー巻き替えをしてくれる会社はわずかなんですって
そこでクオリティの高い仕事をしてくれるドイツ・アーベル社に依頼し、ハンマーを送り、August Forsterのハンマーの磨耗硬化したフェルトだけ取り除き、新しく巻き替えてもらったというわけです


昔のピアノは躯体に使っている木の材質がよく、合成樹脂なども使用していないから、現在量産されているピアノよりも音質はふくよかでまろやかです

いま流行の古民家再生みたいなものかな?







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プロフィール

榊原祐子

Author:榊原祐子
ピアニスト 名古屋音楽大学講師 
ピアノソロ、弦楽器奏者や声楽家とのコラボを中心に演奏活動
体の使い方、音楽と言語との結びつきに着目したピアノレッスン、マスタークラスのチェコ語通訳、ピアノコンクール審査員など多岐にわたる活動を展開中

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